今日は、聖徳太子が冠位十二階の制度を制定した日。
日本で初めての冠位。2年後から43年間、七色十三階冠が施行されるまで。
家柄にとらわれず、有能な存在をと。この制定により、人材登用の道が開かれたとも言われています。
朝廷に仕える臣下を12の等級に分けて、地位を表す冠が授けられました。
外交などで、使者や接する側の地位は重要事項でした。それまでは、当事者の地位の高さがあいまいになっていましたが、冠位によって地位をわかりやすくしたもの理由のひとつでした。
名前ではなく、実力がある人を。政治家や、芸能人など。先祖や、親がつくり上げたものではなく、己の実力で勝負をする。もちろん、先祖や親よりも大きな成果をなしとげる人もいる。
何か、問題が発生すると。店長や社長を呼ぶように言う人もいるようですが。
その理由は、なぜでしょうか。
「話にならない。」
たしかに、そういう人が相手の場合もあるかも知れませんが。店長や社長よりも、店員や担当者のほうが詳しいこともたくさんある。
大切なのは、相手の職責ではなく、実力や知識、スキルではないでしょうか。
もしも、金銭面などではなく、サービスの質など心に関わるものであれば、なおさら。
現場に近い人のほうが、今後の環境改善につながる影響力は大きいと思います。
もちろん、その店の状況にもよりますが。
チェーン店なのか、個人店なのか。
何が一番、言いたいかというと肩書きに惑わされないということ。
心理学的にも、肩書きや服装などに騙されやすいと言われているから。
たとえば、高額を請求してくるセミナーだとか、セールスマンなど。
言葉巧みに、何かを売りつけてくる人。近づいてくる人の存在。
ニュースで流れるような人のことだと、自分はそう簡単にだまされないという人ほど要注意。
逆に立場の低い人や、タダで情報を提供してくれる人のなかに、相手や世の中のことを考えて大切なものをあたえてくれる存在がいることにも気づけない目をもってしまう。
自分が、そんなに素晴らしい立場や、知識でもないのに。ひとを見下すような態度をとってしまっているから。
落とし入れることに抵抗ない人たちが集まってくることはあっても、手を差しのべようとしてくれる人の数は少ないと思う。
価値観の近い人を引き寄せてしまうから。
自分に手を差しのべてくれたり、心に安らぎを与えてくれる存在を望むのであれば。
まずは、自分がそうなれるように努力をする。
自分の立場などは考えずに。コツコツと実力やスキルを磨いていく。
毎日のように、たくさんの本が販売される。多くの動画が配信されている環境にいるのだから。
自分が本当に求めている情報に目を向けて、糧になるものを集めていく。
身についたものは、きっとかけがえのない財産になるはずだから。
お金は減ってしまうことで、心からゆとりも奪ってしまうけど。
スキルは減ることがなく、自分にとってもっと大切なものを生みだしてくれるから。
今までの自分よりも、少しでも成長できるように。
相手の実力を、素直に受け入れることが出来る存在になる。
そうすれば、きっと素敵な未来が待っているはず。
今よりも、笑顔になれる日々が。
立場や、肩書き。看板に騙されないよう気をつけましょうね。