念仏

今日は、念仏の口止め。

正月を迎えるにあたり、年神様は念仏が嫌いであるとして、今日をその年最後の念仏を唱える日にしました。

翌日からは、1月16日の「念仏の口明け」まで、念仏を唱えません。

これは全国的なものではなかったり。以前には行われていたけれど、現在は行っていなかったり。地域によっては、日にちが異なるところもあるようです。

年神様とは、もともとご先祖様のことであり。亡くなった後は、山の神様となり、山の上から子孫繁栄を見守ってくれるとされていました。

門松や、松の飾りものは年神様をお迎えできる準備が出来た証。

鏡餅は、正月の間に年神様が宿るとされている場所なのをご存じでしょうか。

故郷をもっていたり、祖母や祖父がいる家庭では、仏壇が家にある記憶をもったひともいるのではないでしょうか。

テレビで見たことがある人もいると思います。

今では、すっかり山がある場所も限られてしまっているので。仏壇が、亡くなった家族の居場所。

ご先祖様が帰ってくるのは、お盆の季節であったり。

今よりも正月の準備には、時間や労力を必要としたことや、新しい年を迎えるにあたり、念仏はふさわしくないとか。

時代の流れとともに、さまざまな想いが文化をつくってきたように感じます。

だから地域によって、口止めの受けいれ方も変わってきている。

大切なのは、自分の想いはどこにあって、どうするかということ。

たとえば、松飾りをつけて。鏡餅を買って。

その文化について、家族や子供たちに伝えるとともに。拝んでみたり、感謝したり。

自分に合った、年神様の迎え方をする。

ご先祖様がいなかったら、自分はこの世に生まれていなかったから。

今までの楽しかったことや、幸せだったり、誰かを助けたり元気にしたことを思い出して。

感謝する機会にするのも、良いのではないでしょうか。

つながりを大切にする。自分一人で、生きてこれたわけではないこと。

新しい年も、誰かのために生きることで、自分の幸せにもつながるものを増やす。

何は、ともあれ明日から。本格的に新年をお迎えする準備をしてきた歴史があることを意識して。

今の便利な世の中に感謝しつつ、自分なりの新年を迎える準備を悔いのないようにすすめませんか。

来年は、きっと今年よりもいい年になるはずだから。

いい年を迎える決意をする。

自分と、未来は変えられるから。

新しい目標の準備もいいですね。

今年がんばった自分への称賛も忘れずに。

今年の漢字は「金」でしたが、自分にも金メダルをあげるとしたら。どんなことに対してでしょうか。

私は、新しいことを始めたところかな。

まだまだ、目が出たばかりだけれど。いつか、きれいな花が咲きますように。

今年、始めてくれた自分にもっと感謝できるように。

これからも、自分なりに。マイペースに前に進もうと思います。

目標に向かって、歩きつづければ。いつか景色が変わる場面にも出会えるはずだから。

あせらずに。コツコツと。

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