雉始めて雊く(きじはじめてなく)

今日から、小寒の末候「雉始めて雊く(きじはじめてなく)」

雉のオスが、恋するメスに鳴き始めるころ。新暦では、1月15日から1月19日ごろまで。

人間には、時期というものがないけれど。動物など他の生き物には、求愛の時期があること、耳にしますよね。

子孫を増やすため、絶滅しないように時期を合わせているようにも思えます。

ヒナがかえったとき、食べ与えるものがある季節になるよう。育てる環境に適した時期にあわせて、生むことが出来るように。

人間の場合には、子宝の恵まれるという言葉があるとおり、その時の運で、ご縁があればと。生まれ育つ時期にあわせるのとは、違ったものかもしれません。

でも年単位では、3年くらいあけるとか考えるのも、それと同様なのかも。

一姫二太郎というように、女の子が先だと次に生まれる子が、母親と一緒に面倒をみてくれるので助かるとか。兄弟がいると、勉強を教えてくれたりするので、次男のほうが長男より環境に恵まれるとか。

でも、長男長女のほうが、甘やかされたり。弟や妹が出来た時には、そんなこと覚えておらず、自分より可愛がっている姿を見て、やきもちを焼いたり。

子供がどのようにとらえるか。どう成長していくかは、その家族や、個人の心境などで変化する。

今は共働きや、一人っ子も多く。首都圏などでは、近所づきあいも昔ほどないので、子育ても大変かもしれません。

だけど、SNSや動画配信など。今の時代にあるものも増えました。

育休を、男性がとりやすくなったことも、そのひとつ。未来を良くするためには、子供たちに対する親を中心とした大人の接しかたが重要になるはず。

たとえ自分の子供ではなくても、何かあったときには、心をふくめて助けてあげられるような環境になるといいですね。

それと同様に、動物たちにも。住み心地の良い環境をつくってあげられるように。

先日に上野動物園で、双子のパンダを見るのに抽選の倍率が高くて話題になりました。

たしかにパンダは可愛いし、「すぐに大きくなってしまう」とか「世間に注目されている特別感」もあると思います。

でもキジなど、他の動物たちにも注目をして、求愛時期などで季節を感じることから、人間は恩返しを受けるような文化も大切にしてほしいと思います。

今の時期にいくと、キジの鳴き声がよく聞こえたりするのかな。

動物園と言えば、とても入園料が安くて。子供のころ、水族館の料金との違いに驚いたことも覚えています。

それでも今は、動物園に行く人が減りました。新しいテーマパークなど、遊ぶ場所が増えたり、少子高齢化も影響しているのかも。

パンダ効果で、少しでも動物園や周囲の経済が良くなるといいですね。

その流れが、きっと動物たちの幸せにもつながるはずだから。

今年の干支であるトラも、動物園にはいますし。

みなさんにも、良いことがあるかも知れませんよ。

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