昨日、地震がありましたね。23時36分に福島県沖で。最大震度は6強。
11年前に被災したことを思い出しました。
あの時は、お昼過ぎ。休日で出かけていたけれど。電車も止まり、翌日が仕事だったので、家まで歩いて帰りました。
今では救急車など、通行の妨げにもなるため、無理に帰宅しないよう言われているのも、この時の状況があったからかもしれません。
帰宅者の行列はすごくて。歩道が液状化で歩けないところは、車道を歩いていましたし。
あの時、家に帰ることができただけでも幸せだったと思います。
大切な思い出がつまった場所。大好きなものが集まっているところへ帰って来られたのですから。
そう思えたのは、翌日に見たテレビの映像から。
すべてが流されてしまうのは、どんな気持ちだろう。
かたちがあっても、目には見えないものの影響で、我が家へ帰ることが出来ないということは。
私も断水の影響で。風呂に入るどころか、シャワーもまともに浴びることが出来ず。
トイレも、まともに使えませんでした。
でも、それくらいで幸せだった。
十分な睡眠もとれない状況で、翌日も電車は動いていなかったから。
人生で経験したことがないくらい、棒になりそうな足を何とか動かし、歩いて職場までいった辛い経験があった。それでも。
これくらいで、済んでよかったと思える。
自分の家に住める。電気がつく。ガスも出る。
職場がある。食べ物がある。
家族や友人がいる。
久しぶりに水が出て、お風呂に入れた時も幸せだったことを思い出す。
今日から、また人生が続けられる幸せ。
11年前よりも、時が経つにつれて、生活に欲がでていたことを反省します。
日常の生活を送ることができるだけで幸せだから。
現在、津波の影響は少ないらしい。
今回は夜だったので。家族や大切なひとといたかたも多いだろうか。
もう、こりごり。
あんな思いは、誰ひとりにもして欲しくない。
このまま、大きな影響もなく。みんながまた、普通の生活を。人生を続けられるように願うばかりです。
それは、日本だけでなく。世界中のどこであっても。
自然が起こしたことではなく、人が起こしているのであればなおさら。
早く、おさまってほしいと思います。