余裕をもつ

ある一日の出来事。

昨日は、前日の夜に福島県沖で震度6強の地震があった翌日。

はじめは自分のやりたいことを集中する予定だった午前中。仲間が困っているのではないかとかけつけた。

その前に、たまたま久しぶりにお会いできた人がいて。「桜の季節。少人数でもいいので、またみんなで飲みたいですね。来年には、集まれるかな。もうすぐですよね、きっと。」と話した。

ダメもとで相談した用事も、笑顔で快く対応してもらい、さっそく仕事がひとつ片づいたあとの出来事。

すでに他の仲間が到着し、対応にあたっていた。ほかにいたメンバーも、笑顔で心は穏やかだ。

イレギュラーが発生している最中とは思えない、ゆったりと心地のよい時間が流れていた。

その後に到着した人たちが、口々に昨晩の話をする。停電したこと。携帯電話の使用制限がかかったこと。

充電が切れてしまい、もう何も出来ず、ふとんに入って眠るしかなかったこと。

お風呂をあがったばかりだったこと。

テレビでは、近くのコンビニへ停電のなか向かう人たちと、何もない棚が映っていたこと。

さいわい、私は何も影響がなかったけれど。停電しなかったおかげで、テレビをつけて状況が分かり、すぐに眠れたこと。

まくら元には、太陽光で充電されるソネングラス。4回分くらい、携帯電話の充電ができるモバイルバッテリーを備えている自分に感謝する。

あの状況で、もしも停電になったとしても。近くのコンビニへ真っ先に向かう行動力。私にはないなと感心する。

今回は、津波も来なくて、本当に良かったと思う。

お昼には、ラーメンにするか迷ったけれど、安くて身体にも良さそうなイメージのカレーにした。

デザートも、手元にあるファッツェルのチョコレート、2包みで我慢。

仲間たちに心を軽くさせるためのものと、感謝の気持ちを伝えるメールを送った。

帰りには、予定より早く終了したので、立ち寄ったところにて、もうひとつの予定が片づいた。相手からも感謝される。

晩ごはんの買い物で、ふと脳裏にピンときて、量を少なめにした。

その後に立ち寄ったスーパーで大好物と遭遇。このためだったのだと気づく。

少し食べすぎかも知れないけれど、今日はプチパーティーだ。

途中、電車にて。スマホを見ず、外の景色をながめ、桜並木を見つけ。もうすぐ咲くとワクワクしたり。

歩道を歩いている途中、ガソリンスタンドに入ろうとする車や、宅配便の車に先をゆずった。

目の前の信号が点滅しても、次でいいと景色を眺める。

小学生の女の子が塾へ行くみたい。先生らしき人が入り口に立っていた。笑顔で親しみある感じ。

一足早く咲いていた桜に、カメラを向けている人。みんな、春の訪れを楽しみにしているようだ。

反対側は、歩道の工事をしていて狭いので、反対側の歩道をゆったりと歩く。

スーパーの会計でエラーが出てしまった。レジの店員さんは、素早くそれに対応してくれて、とても優しかった。

心にも身体にも優しかった、ある日の出来事。

選択と、意識が違ったら。こんなに素敵な日常は送れなかったと思う。

人との関わりかたも、本当に恵まれていました。

出会って心地よい人たちばかりだったから。

みなさんに、感謝しています。

ゆとりをもてた自分にも。

自由への我慢。お昼の我慢。スマホの我慢。買い物の我慢。移動の我慢。

ひとつひとつは、ささやかなこと。

だけど、どれも幸せに導いてくれたと思います。

これからも仲間と選択を。そして余裕も大切にしよう。

そう思えた一日でした。

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