今朝、ニュースで訃報を耳にしました。
藤子不二雄Aさんが亡くなったそうです。
代表作品は、「忍者ハットリ君」、「怪物くん」、「プロゴルファー猿」や「笑うせぇるすまん」もあります。
藤子不二雄といえば、「ドラえもん」の印象が強いかも知れませんが、これは藤子・F・不二雄さんの作品。
もともとは、ふたりで協力して描いていましたが、方向性の違いでコンビは解消し、それぞれが漫画を描くようになりました。
ちなみに藤子・F・不二雄さんは、今から四半世紀も前の1996年に他界しています。
私も子供の頃に大好きな漫画だったので、とても残念に思います。
でも、きっとお二人は、みんなが悲しむことは求めていないと思います。
たくさんの人に笑顔や感動。時には、人間の心理をつくような作品で、私たちに大切なことを教えてくれたから。
二人が上京して、手塚治さんのところに行かなければ、生まれなかったかもしれない。
二人が別の道を歩まなければ、描かれることはなかったかもしれない。
それが、昭和の時代に、「ときわ荘」というアパートがあったからこそ生まれてくれた。
それぞれが別の道を歩むと決めたから、それまでにはなかった作品が生まれ、今でも漫画やアニメで私たちの心を刺激しづづけてくれます。
たとえ、この世に作者がいなくなったとしても。これからも、多くの人たちに笑いや感動を与えてくれるでしょう。
先日、テーマパークへ行きました。
まだ春休みだったようで、若い人たちもたくさんいました。
まだまだコロナウィルスが終息したわけではなく、油断できない状況ですが。
そこで、ふと気になったことがあります。
それは、すれ違う電車や、船などに乗っている人たちと互いに手を振りあっていること。
相手は、見ず知らずの人たちです。
昔は、そういうことをするのは小さな子供たちくらいだったと思うけれど。
今では、若い人たちを中心に、みんなで手を振り合う人が増えていました。
むしろ、大人である私のほうが、「思いっきり手を振り返していいものか」と、気をつかってしまうくらい。
もちろん園外に出てしまえば、そんなことはないのですが。
安全な場所。みんなが楽しむために来ている場所だからこそ、あのような行動が出来るのかもしれません。
若い人がたくさん集まると、良くない行動をすることもあるけれど。
自分の存在を表現したい欲求もあるようなので。
あのような場所で、働いている人たちよりもインパクトを与えられるような、集団で輝ける環境があるのは素敵なことだと気づきました。
そんな素敵な場所をつくってくれた人たちも、この世に存在していなくても。
今も、たくさんの笑顔が生まれ続けている。
日常で見る姿より、その人らしく、魅力的になれる場所。
いつの間にか大人になって、心よりも頭が働くようになっていたのかもしれない。
コロナウィルスの影響で、知らない人との距離は余計に離れてしまったので当たり前なのかも。
だから、大切なことを思い出すために。たまには漫画や、テーマパークなどで。
大切なことを思い出せるといいですね。
みなさんの笑顔が生まれるところはどこですか。