桃始めて笑う(ももはじめてわらう)新暦3月10日~3月14日ごろ

「桃始めて笑う」とは七十二候で、二十四節気の啓蟄(けいちつ)、次候にあたります。新暦では3月10日から3月14日ごろ。

笑うとは、咲くこと。桃の花が咲き始める季節です。

ひな祭りで「お花をあげましょ桃の花 ♪ 」という歌詞にあるとおり、旧暦の3月3日頃に咲く花です。新暦では、3月下旬から、4月の上旬くらいです。

また、花笑(はなえ)むという大和言葉があります。これも「花が咲くような笑顔」や「咲いた花のようにほほえむ」という意味。ただ、この言葉のもとになっているのは「百合(ゆり)」の花。百合は、美しい人の象徴でした。

このため俳句や短歌などでは、夏の季語になっています。しかし現代では、お祝いの言葉として、結婚式や入学式などでつかわれることもあるようです。

桜の開花とともに、みなさんの花笑む姿がみれることを楽しみにしています。

平和

76年前の今日。

1945年3月10日深夜0時8分、東京でアメリカ軍B29爆撃機344機による焼夷弾爆撃がありました。

死者は約10万人、焼失した家屋は約27万戸と、第二次大戦で最大級の被害です。

このため東京都では1990(平成2)年に、「東京都平和の日条例」として制定。

その30年後。1975(昭和50)年には、山陽新幹線の岡山から博多が開業したことで、東京から博多までの新幹線でいけるようになりました。

まだ、1人のひとが人生を歩んでいるくらいの間で、めまぐるしい時代の変化を感じます。

戦争の時代から、生活した人は、本当に苦労したはずです。でも、その時代のみなさんが頑張ってくれたおかげで今があります。

その人から見たら、今の時代はどうだろう。いい時代と思うか。そう思わないか。

人それぞれ、生きていく時代のスタートとゴールは違います。

ひとがどう思うかは分かりません。でも自分としては、「この時代に生まれてよかった」といえる人生をおくりましょう。

どんな時代であれ、自分で生きがいを見つけられた人は、幸せな人生を送っていたと思うから。

発展

ひとり一人の努力の積み重ねが今をつくりました。

どんな小さなことであれ。

学んだことが、仕事に役立った。それは、会社の成果にもつながる。

会社が成果をだせば、国に税金が多く収められ、困っている人を支えてくれる。

家事をがんばっている人も、そのひとがいるから助かっているひとがいる。身体や心を救ってくれている。

その人がいるから、笑顔になれるひと。明日への活力をもてるひとがいる。

子供も同じ。小さなときには、明るく元気にいてくれれば、それでいい。いつか大きくなったら、どんなことでも人のために行動できる子になってくれれば。

頭がいいとか悪いとか。性別や年齢も関係ない。みんな、誰かの力になっていると思います。

でも、より強くするためには、ひとの力が必要。誰の助けもかりず、成長した人はいません。どんなかたちであれ。

だから自分の知らない人や、価値観のあわないひとに心を奪われないように気をつけましょう。知っているひとや、価値観のあう人に使ってほしい力だから。

そうやって、それぞれが自分にできることを積み重ねれば、もっと世の中は良くなると思います。

「誰かと心から笑って過ごすこと」も大切にしよう。あなたの心を充電するため。

素敵な輝きで、他のひとを元気にできるよう。

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