今日はヘアカットの日。1872(明治5)年、東京府が女子の断髪禁止令を出しました。それに反発した女性が、ヘアカットの日としたそうです。
前年に散髪、脱刀が許可されましたが、散髪の風潮は女性の断髪にも影響。これに東京府は72年「婦女子散髪禁止」をだしました。
「男性に限って許可した断髪を女性が真似てはならない」ということです。
いっぽう男性に許可された、散髪脱刀令とは、1871(明治4)年8月9日(1871年9月23日)、政府が開化政策の一つとして、散髪と脱刀の自由をうたった法令です。
散髪については幕末からすでに行われていましたが、なかには反発する者もあり、76年にはこれに不満な教師たちが辞職願を出して閉校するという小学校もありました。
脱刀も強制ではありませんでしたが、76年には帯刀禁止令(廃刀令)によって軍人、警察官以外は禁止となっています。
たった150年ほど前のこと。
これを知ったら、今の女性だけでなく、それに魅力を感じている男性も、反発した女性たちに感謝するかもしれませんね。
個性
髪型に関する個性。
ちょっと前の時代にはなかったもの。
たしかに素敵なものであることは、京都の舞妓さんなどを見てわかります。
でも昔は、まげを油で固めるため、髪を毎日洗うことが出来ず。洗う日も半日かかる。
臭いからの頭痛に悩まされたひともいるそうです。
今は、たくさんのひとの努力のおかげで、ヘアースタイルを個性として楽しむことが出来ます。
カットしてくれるひと。シャンプーや、リンス。整髪料をつくっているひと。ウィッグを開発したひと。
文化として受け入れてくれた。断髪禁止令をなくしてくれた方々。
黒髪は日本人らしさでもありますが。今の環境だからこそ、黒髪の魅力というものも引き立つと思います。
黒髪が似合うひと。他のカラーのほうが素敵にみえるのは、ひとそれぞれですから。
笑顔
女性も笑顔だと、一段と魅力的になりますよね。
季節によって、ヘアースタイルを変えるひともいますよね。
どれも、同じひとですが、そのひとに合ったヘアースタイル。
美容師さんが上手いからとかいいますが、カットするともとには戻せないなかで、似合っていることに感心します。
魅力的なので、素敵だと声をかけたいけれど。いろいろな事情で言えなかったりしますが。
友達同士とかで「かわいい」、「素敵」とかいって、笑顔になっている姿をみて嬉しく思います。
ヘアースタイルが変わるたび、笑顔になるきっかけが増える。
その笑顔に関わったひとたちも、嬉しい気持ちがこみあげたりする。
そんな文化ができてよかった。
時代の流れ。これからもよい変化が、たくさん訪れますように。