切子

今日は、江戸切子の日。

江戸切子の文様の一つ「魚子(ななこ)」、7(なな)5(こ)の語呂合せから。

東京カットグラス工業協同組合が制定しました。

魚子は、シンプルゆえに職人の技量が試される文様。夏になり、光が当たる切子の輝きや清涼感など。切子の魅力を知ってほしいという思いもあるようです。

切子と言えば、江戸切子以外にも薩摩切子が有名。

江戸切子は、もともと一般的なものとしてつくられていましたが。

薩摩切子は芸術品として。日本で初めて、紅の着色に成功したことから「薩摩の紅」ともいわれ海外からの評価も高かったそうです。「ぼかし」がはいることも特徴です。

しかし歴史としては、島津斉彬の急逝により途絶えており。その100年以上もあと1985年。鹿児島県に薩摩ガラス工芸が設立され、過去の資料がほとんど残っていないなか、復活したそうです。

このように、見た目は似ていても。歩んだ歴史や、特徴はそれぞれ。

人も同じ。見た目だけでは分からない魅力は、たくさんあります。

見た目で判断するのではなく、キチンと中身を見ることも大切です。

自分に対しても、見た目だけでなく。中身が魅力的であるかどうかを考えてみる。

見た目は、自分の意志で変えられないこともあるけれど。

中身は自分次第。年齢も関係なく、変えることができる。

自分が魅力的であれば。魅力的なひとと出会える可能性も高くなる。

そう信じて。大切だと思うことを少しずつでも積み重ねていこう。

切子グラスの文様のように。

光が当たった時。一段と輝くことができる存在になれば。

自分だけでなく、接した相手も幸せを感じることができると思うから。

職人さんのように。自分のなかにある「素敵な文化」は、これからも大切に守り続けていきたいですね。

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