二十四節気で、今日から白露(はくろ)です。
大気が冷えてきて、露を結ぶころ。ようやく暑さがひき、本格的な秋の訪れです。
七十二侯では、白露の初候「草露白し」
新暦では9月7日から、9月11日ごろまで。草に降りた露が、白く光って見える季節。朝夕の涼しさがハッキリと際立ってきます。
最近、気温の低い状態が続いていますが、みなさん体調をくずしていませんか。コロナ感染者数は、前週に比べて減少している地域があるものの病院へ行く不安に変わりはないと思いますので、美味しい食べ物や栄養あるものから元気をもらって過ごしましょうね。
また涼しい気候から、着ているものなども、すっかり秋の気分になっているかたも多いと思いますが。週の終わりにかけて気温が高くなる地域も多いようなので、まだ半袖など全てしまうことがないよう気をつけてください。
日差しが戻ってくることは、身体によいこと。最近、曇り空や雨に降られることが多かったので嬉しいですよね。
でも、ワクチンを2回摂取した人など、気持ちの緩みから感染者が増えていることもあるようなので。いきなり遠出をするなどはさけて、近くを散歩しながら、近くの自然やスーパーに並んだ食材などから、秋の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか。
みなさんは、秋の七草をご存じですか。萩(はぎ)、すすき、葛(くず)、なでしこ、おみなえし、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)。すべておなじ頃に咲くのではなく、秋が深まるごとに花開いていくのが春とは違います。
また春の七草のように、お粥で胃腸に優しさをもたらす習慣ではなく、目から心を癒すものであるのも違いのひとつですね。
藤袴や桔梗は、山での自生が難しくなり。絶滅をさけるために、人の手で育てる動きもあるようです。
桔梗といえば、京都にある晴明神社が有名。陰陽師で知られている安倍晴明が祀られている神社なので五芒星だけでなく、星のかたちをした花が咲く桔梗もかかわりをもっています。
その季節だけしかもらうことが出来ない、桔梗守りがあったりして。
今年も残念ながら、行くことは出来ませんでしたが。コロナウィルスが流行る前は、毎年のように訪れていました。
青紫のような花だけでなく、白い桔梗も咲いています。絶滅の危機にさらされていたなんて知りませんでした。
私以外にも、あの花を好きな人は多いと思いますし。晴明神社には、かかせない花ですから。大変だと思いますが、守り続けてほしいですね。
桔梗も、人のいのちも。大切なものは、他の誰かが守ってくれているから。また出会うことができる。
緊急事態宣言は今月末まで。さらに延長されるよう。いつになったら、再会できるのか。しびれを切らしてしまうひとの気持ちもよく分かります。特に飲食店に関わっているひとたち。
お店の人も常連さんに会いたい。常連さんも、お店の人や味と再会したい。今まで、守り続けていたものが、失われてしまうかもしれない不安。
会いたいときに会っておく。食べられるうちに食べておく。
その気持ちは、国会で議論しているひとたちの心に響いているのでしょうか。
一日でも早く、みんなが安心してお店が開けられますように。その味を守るため、笑顔で後ろめたさもなく食べに行ける日が来ますように。
前には当たり前のように出来ていたけれど、今できないもの。コロナウィルスが落ち着いたらしたいこと。
やりたいことリストに、まとめておこうと思います。
再会したい人や味。行きたい場所があることに出会えた人生に感謝しつつ。再会した時には、まだある幸せを楽しもうと思います。
もう少し。ここまで来たのだから。今は、無理をせず。健康にすごしましょう。
ひさしぶりに出会えた太陽からも元気をもらって。