今日は、新幹線0系が東海道新幹線から完全撤退した日。
1999(平成11)年の9月18日、「こだま」473号でした。
その後も、山陽新幹線として運用されていましたが、2008(平成20)年の11月30日に定期営業運転を終了。同年12月14日に新大阪発の博多行き、臨時「ひかり」347号。さよなら運転をもって営業運転を終えました。
新幹線0系は、日本国有鉄道(国鉄)が1964(昭和39)年に、東海道新幹線開業用に開発した、世界初の高速鉄道専用車両でした。
青と白をつかい、旅客機をおもわせる丸みをおびた表情は、高度成長期の象徴でもあり、多くのひとから愛されています。
私もファンの一人ですが。サンリオキャラクターのシンカンセンで、0系をイメージしたものが一番お気に入りなひとも少なくないと思います。ちなみに、このキャラクターが誕生したのも1999年のようです。
東海道新幹線には、思い出も多く。お弁当と、透明パックに入ったお茶(あとで貯金箱として使うことが出来ました)、冷凍ミカンを買ってもらっていた日のことを、今でもふと思い出します。
新しい電車は、乗り心地もいいしキレイ。はやく目的地までも連れて行ってくれるけれど。
もう一度、0系に乗れるなら。のって旅に出たいと思います。
1999年には、電車に特別興味がなかったこともあり。その年に乗っかどうか。最後はいつだったのかも記憶にありません。
今ならきっと、別れを惜しみつつ、感謝の気持ちで乗ることが出来たのに。そういう気持ちで、別れを告げることができた人をうらやましく思います。
あんなに大好きな電車だったのに。1枚も、自分が写した写真は残っていません。
他にも、たくさん思い出のつまった電車があります。いつの間にか、いなくなってしまいましたが。
ちょっと鉄道マニアといわれる人の気持ちが分かります。
実際には、どれくらいの電車と出会えたのだろう。どれだけお世話になっただろう。
ひととの出会いについては、同じような後悔をしないように。
日々、出会えていることに感謝する。
今回が最後かもしれないくらいの気持ちで精一杯たのしく過ごす。
コロナウィルスの影響で、会えなくなってしまったひとのことを考えるとつくづくそう思います。
金銭面で厳しかったり、まわりの人から嫌味っぽく言われて休みをとりづらかったりしたけれど。
行くときごとに思い出は増え続けた。絆も深まりました。
行っておいて良かったと心から思うし、今はガマンだと言い聞かせることも出来る。
仲良くなっていなければ、ただの客として迎えてもらっていたと思うから。
そんなに親しくなっていなければ、会いに行けた気もするけれど。
それで会いに行くのは、自分の勝手な都合になってしまう。
相手をがっかりさせてしまうことにもつながるから。
今はじっと、再会できる日を待ちつづけています。
ようやく、その兆しも見えてきているので。
「ひさしぶり。よく来たね」と。
心から笑顔で迎えてもらえるよう。
親しくなれたことを、あらためて感謝できるように。
その時には、またふと0系のことも思い出しながら。
旅を楽しもうと思います。
今日から3連休だけれど。台風14号が上陸し「外出は、もうすこしガマンしてくれ」と言っているかのようなので。
本を読んだり、調べたり。旅の準備をして過ごそうと思います。
みなさんは、どんな連休を楽しんでいますか。
大きな災害は起こりませんように。