蟄虫戸を坯す(すごもりのむしとをとざす)

昨日から、秋分の次候に入りました。新暦では、9月28日から10月2日ごろまで。

その字のごとく、虫が隠れて戸を閉ざすころ。土のなかに潜り込み冬支度を始めます。

パッと思い浮かぶのが、アリとキリギリスの話。

キリギリスは毎日、演奏など楽しんでいるころ。アリはセッセと冬支度をすすめています。

あっという間に、寒い冬がきて。気がついた時には、食べ物も採れなくなっている。

アリは、準備していたおかげで、安心して長い冬を越すことが出来ます。

ひとも突然のコロナの影響で大きな被害を受けました。

あっという間の出来事で。何の備えもしていなかった。

特に記憶が残っているのは、マスク不足。

外へ出かけたいけれど。ウィルス感染が怖い。

備えたいけれど、つけるマスクがない。

政府は布マスクを国民に配布したけれど。

不具合などで、手に届いたころは不要のものとなっていました。

国ですら、想定外で。準備できなかったもの。

お金も同様に。いつ何が起こるか分からないので、備えておく必要があるけれど。

給付金は、つかってほしいお金だったにも関わらず。ほとんどのひとが貯蓄にまわしました。

目的とは、ちがう場所におさまったお金。経済は、思ったようにまわらなかった。

日本人は、お金をためる文化が強いそう。

投資で増やしたり、体験やスキルアップのために使うことがあまり上手ではないらしい。

お金を活かす。それもまた準備のひとつ。

この身一つで、何度もやり直せる人が世の中にはたくさんいるから。

遊ぶことも大切だけれど。いわゆる浪費にはならないように。

自分のためではなく、ひとに見せびらかしたり。一時的で、あまり価値のないものには、お金を消費させない。

使う前に考えて。自分が今よりも成長できそうなものを選択する。

コロナウィルスの影響で、みなさんはどのような成長をとげましたか。

どんなことでもいいんです。ピンチをチャンスにできたと思えるなら。

コロナウィルスのせいで失われたものもあるけれど。

得られたものもあったと気づけたなら。その選択をしてくれた過去の自分に感謝する。

昨日、緊急事態宣言とまん延防止対策の全面解除が決定しました。

あらためて過去を振り返って。これまでに得られたものの大きさをバネに、これからの人生を濃厚で充実した幸せを感じて過ごしてみる。

新しい自分。進化した自分や仲間とともに。

大変だったけれど。良い体験ができたと思えるよう願っています。

西村経済再生相は、ずっとガマンしていた消費がでてくると。月に6,000億もの消費を期待している。

その半分くらいは税金で国に流れてしまうこと。税負担の一時的軽減で、どうにか多くのひとを救える環境になってほしいと感じるものもあるけれど。

9(くろうを)29(福に変える日)

個人の立ち振る舞いは成長しており。過去よりも上手に、世間の波に乗れる自分がいる。

国には期待できないなら、自分が変わるしかない。

あらたな決意をした日。今日が、未来の記念日となるよう。

素敵な一日を過ごしてくださいね。

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