後祭

今日は、京都の祇園祭。後祭の山鉾巡行と、三基の御輿(みこし)で有名な還幸祭が予定されていた日。

約1ヶ月の間おこなわれた祇園祭のクライマックス。

昔、京都で疫病が流行ったときから、厄除けとしておこなわれている行事。

毎年、多くのひとが訪れていますので、その地域のかただけでなく、残念に思っているひとは多いと思います。

でも、もし実施していたなら。4連休ということもあり、かなりの人が京都へ行ってしまったはずなので、仕方ないですね。

新型コロナウィルスという名の、あらたな疫病から守ってもらう励みにもなってほしいものですが。

京都には、ご高齢のかたも多く。以前、バスが海外を含む観光客で混雑しているのをみて、何とも言えない気持ちになったのを思い出します。

これで連休明けに、沖縄のように感染者が、京都でも増えたら。とても悲しい気持ちになる。

そこで生活していて。逃げることができない状況で、いかにも県またぎな人がたくさん来たら。

命に関わるので、かなり恐怖だと思います。

商売をしたり、飲食店のひとも。ご高齢であれば、仕方なく店を閉めるかもしれません。

原因は、新型コロナウィルスだけど。

感染させるのは人。配慮ない行動で、不安な思いをさせてしまう。
 
だから今は、地元のひとたちで支えあう時に。

県をまたぐ観光をガマンするのが、一番の厄除けにもなるのかなと感じます。

来年こそは、また京都で祇園祭を楽しむことが出来ますように。

鱧を食べたり。和菓子のあゆをいただいたり。

京都ならではの暑さ。日差しや蝉時雨から、夏の到来を感じることが出来ますように。

医者でも、看護婦でもないけれど。

今、ガマンしている人たちのおかげで、救えている命があります。

普通なら、行動するひとが評価されること多いけれど。

行かないと決める。動かないという行動もある。

自分だってきっと、やりたいこと。行きたいところはあるはずなのに。

素敵ですね。
 
誰かのため。大切なものを守る姿。

人からは見えないかもしれない。人には伝わらないかもしれない。

でも、きっと。その想いは届いています。

自分の心や身体のなかに。

それが幸せをもたらす力へと進化する。

今後ふりかえったとき、今の自分を褒めたくなる日がきっと訪れます。

その日を楽しみに。

今日も、自分ができること。大切に。

私は心のなかで。山鉾巡行と、還幸祭をおこないます。

今ごろ、やってるな。結局、中止にはせず。地元の人だけでおこなわれたようだ。

現地にいないからこそ。目の当たりにして、がっかり悲しむこともない。

地元のかたを見て、後ろめたく、来たことを申し訳なく思うこともない。

過去の記憶から生みだせる想像力。行かなかったことで得られた幸せ。

ようやく、キュウリを食べることが出来ます。

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