腐草蛍と為る

腐草蛍(ふそうほたる)と為(な)る。芒種の次候です。新暦では6月10日から、6月15日ころまで。

蛍が光り、飛びかう季節。むかしの人は、腐った草が蛍に生まれ変わると信じていたそうです。

蛍は、きれいな水辺にいる印象がつよいですが、実はさまざまな種類が住んでいるそうです。  

なかでも沖縄が多く、蛍に出会えるのは一年中とも言われてます。

とても幻想的な光をはなつ蛍。

ぜひ一度は、自然のなかで見てほしい風景だと思います。  

むかし、蛍を見に行ったとき、おみやげで蛍を買ってもらいました。

その夜のことは、すごく憶えているのですが、その後すぐ死んでしまったことが、それ以上に強く残っています。 

自分が買わなければ、もっと長く生きられたかもしれないと。

昼間の姿は、見たことがあるひともいると思いますが、夜みたときのように幻想的でも、感動する姿でもありません。

お互い、幸せではない選択をしてしまった後悔。

自分の「一時の感情や欲」が、台無しにしてしまうこと。

みなさんは、ありませんか。

怒りや、衝動買いなどは、身近なものかも知れませんね。

でも逆にいえば、その感情をうまくコントロールすることで、幸せを生みだせている。

「言わないでよかった」

「買わないでよかった」

あとで気がつける幸せ。

自分で、自分を褒めてあげたくなる気持ち。

時間に余裕がないと、間違った判断をしやすくなります。

気持ちが高ぶっているなと思ったら、すこし時間をあけてみる。

余裕をもつことも、幸せにつながっているようですね。

頑張って積み上げてきた信頼や、お金を。

自分が望まない未来のため、失うことがないように。

今もしも時間に余裕があるなら、そのことに感謝する。

本当の自分でいられる可能性も高いから。

これからもし、忙しくなったとしても。

余裕もつことが幸せにつながると。

自分の時間を確保すること。大切にしましょうね。

コツコツと、ちいさな幸せも積み上げていけるように。

そこには、お金で買えないものも、たくさんあるから。

人生をより豊かにするために。

今日は、過去の自分が選択した、素敵なできごとを思い出して、日記に書いてみるのも、良いかもしれません。

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