復活

今日は、「男はつらいよ」の日

1969年、渥美清さん主演の映画「男はつらいよ」の映画。第1作が公開されました。

最初はテレビドラマで始まりましたが、最終回で主人公である「フーテン寅さん」は亡くなってしまう。

それに対する反響が大きかったため、映画で復活。その後は48作もつづく世界最長のシリーズとなりました。

私も以前、何度かテレビで見たことがあります。父親が大好きでしたので。

話の流れは、ほとんどいつも同じ。夢から始まり、寅さんが旅から戻ってきて。

マドンナとの恋に落ち、そしてやぶれて新しい旅にでる。

先の展開が分かっていても、たのしく見れてしまう作品でした。

ほかにも父は、「裸の大将」というドラマが大好きでした。

いずれも、「旅にでること」や、「人とのふれあい」があるという接点があります。

毎日、働いており。旅行といえば、夏休み中のお盆に故郷へ帰省するくらいでしたから。

ドラマの主人公と一緒に旅をして、人生を一緒に楽しんでいたのかもしれません。

同様な家庭、その時代には多かったと思います。

今のフリーランスとは違い。自営業として、いつお客さんが来ても良いように営業し続ける。

反響があったから、映画で復活するなんて夢のような話。

現実でも、あったらいいのに。

あの大好きな人。想いが強ければ、また再会できる。

そんなことが出来たら、ほとんどのひとが不死身になってしまいますね。

よく映画であるように。悪いひとであれば、歴代的な悪人を復活させてしまうかもしれません。

いつか別れがあるからこそ、一緒にいる時間を大切にできる。

そう考えると、寿命があるということは大事に思えてきます。

何らかの理由で、一緒にいられる時間が限られてしまうこともある。

生まれた時代が、すごしずれただけで会うことが出来なかったり。会えてもほんのすこしだけ。遠い記憶の片隅にのこっているくらいという場合もある。

ひとは、どんなに願っても。復活することはないから。

一緒の時間を。目の前にいるときを大切にする。

今の時代は、ありがたいことに技術が進化しており。写真や、映像に残すことも出来るから。

そのなかで再会することもできるのだけれど。

一番大切なのは、映像ではなく「目に焼きつけておくこと」だと思う。

目の前にある景色が、写真や動画ではおさまりきれない。表現しきれないことはたくさんあるから。

スマートフォンや、SNSなどに依存してしまうひとが増えているとよく言われていますが。

復活することのない、大切なものに目を向ける。

家族と一緒の時間や。目の前に広がる景色。

子供の笑顔や、成長を感じる瞬間。

空を見上げて、雲のかたちから夏の終わりを。きれいな夕日を眺めて、秋の訪れを感じてみたり。

今日は、いつもより周りを見渡して、過ごしてみませんか。

今でしか味わくことのできない瞬間に、出会うことがあるかもしれませんよ。

復活できないからこそ、尊いものに。

素敵な時間を過ごしてくださいね。

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