夏至

今日から、二十四節気の夏至です。

一年のなかで、もっとも日が長く、夜の短い日。

七十二侯では、乃東枯れる(なつかれくさかれる)。新暦では、6月21日から6月25日ころまで。

「うつぼぐさ」の花穂(かすい)が黒ずみ、枯れているように見えることから。この花穂は、むかしから生薬として役立ってきました。

口内炎や、のどの痛みがある時、うがい薬にしたり。炎症を起こしたところへ塗ると良いとか。

昔は、アロエを育てている家も多くありましたが。

まだ薬がない時代や。近くに病院や、薬局がない場所など。薬草は、とても大切だったと思います。

ゲームのアイテムや、お話にでてくることもありますね。

だれが初めに、気づいたのだろう。

その積み重ねで、治る病気も増え。長生きをしているひとが増えているのは、本当にありがたいことですね。

七十二侯を学ばなければ、知ることがなかったかもしれない草花です。

写真を見て、「あの花がそうなんだ。」と思いました。

季節を感じることができるもの。けっこう身近にあるものです。

今は、スマホで調べることも出来る時代。

みなさんは、草花から季節を感じていますか。自然が教えてくれる、時の流れ。

知っているだけで、幸せな気持ちがあふれてきます。

夏の訪れを知らせてくれる魚。塩焼きが有名ですね。

鮎釣りが解禁されるのは、早いところでは5月から。今年はコロナの影響で、遅れて解禁させた地域もあるようです。

なぜ、この時期なのか、ご存じでしたか。

鮎は1年しか生きることが出来ない魚。そのなかで、川と海を行き来します。

冬に産卵。稚魚は海へむかい、春ころまで過ごします。夏に川へあがってくる。

だから、鮎が川にいる時期を解禁としているそうです。

昔は、たくさんいた鮎ですが。ダムづくりや、川が汚染されたため絶滅の危機にもなりました。

このため地域のひとが養殖し、川をきれいに維持することで風物詩は守られています。

とても、ありがたいことですね。

コロナの影響で川釣りを楽しむ人も増えるかもしれません。

ルールを守って楽しむことが、貢献につながる。

当たり前だけど、とても大切なこと。

釣れなければ、残念だけど。鮎は、残りの時間を生きることができる。複雑な気持ち。

1年しか生きることができないとしたら、どう過ごしますか。

ふと、この時期に京都でいただいた和菓子の若鮎を思い出す。

中の求肥(ぎゅうひ)がスイカ味のものもあって美味しかった。

できれば、あれをいただきに京都へ行きたいな…

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