県民

今日は、茨城県民の日。

1871(明治4)年の旧暦11月13日に、府県統合によって「茨城県」という県名が初めて使われたことから。1968(昭和43)年に制定されました。誕生したころは現在の茨城県北部あたり、1875(明治8)年に新治県と千葉県の一部が加わり今の県域になったそうです。

茨城県と言えば、先日に発表された「都道府県魅力度ランキング2021」で最下位に返り咲いた場所。昨年は最下位の47位から42位にあがったことで県民は困惑したそうです。

このため、今年は最下位になったことで喜びの声をあげている人も多いようです。

成績が最下位だったとすると、個人としては喜べないどころか、周囲の人に叱られたりするけれど。

このランキングについては、なぜ喜びの声が挙がっているのでしょうか。

答えは簡単かもしれません。幼いころから暮らしている人が多く、その土地を愛しているから。

個人戦ではなく、チーム戦。

最下位と言われても、良いところがたくさんあることを県民の皆さんは知っているから。むしろ、最下位といわれたほうが、注目される機会になると前向きにとらえるひとが多いようです。素敵ですよね。

私も、ニュースで結果を知ったのですが。誰が、どのように投票しているかは分かりません。

悪いイメージとして、運転が荒いとか、暴走族がいるとか言われているいうですが。

みんながみんな、そういう訳ではないですし。そんな印象をもたせるきっかけをテレビなど報道関係がつくっているのかもしれません。

先日に、渋谷でおこなわれたハロウィンだって。テレビで毎年、放送をしているから、集まる人も多いのではないでしょうか。

その場所の良さを知らない人たちが、もしも勝手なイメージをつくってしまっているのなら、とても悲しいことだと思います。

でも茨城県民の皆さんは、それを前向きにとらえ、チャンスとばかりに受け止めています。

チーム戦だからこそ、同じ気持ちをもった仲間がいるからこそ頑張れる。

暴走族も、ひとに迷惑をかける行為自体は良くないことだと思いますが。昔、暴走族をしていたけれど、今は誰かのために頑張っている人もたくさんいます。

仲間や人とのつながりかたを探っている最中なのかもしれません。

警察官の関りかたが、自分の人生をかえてくれたというひともいるでしょう。

その土地ならではの、成長しかた。

「最下位と言われても、こんなに素敵なところがあるんだよ」

みんなが気づいていなくてもいいじゃない。私たちが、それを知っているなら。

もしかしたら、とても前向きで。ひとや仲間を大切にする人たちは多い県なのかもしれません。ただちょっと、接しかたはヤンチャかもしれませんが。

いずれにしても、噂などで判断するのではなく、自分自身の目で確かめるようにしたいですね。

ちなみに、2021年の都道府県魅力度ランキング、1位は北海道(73.4点)。2位が京都府(56.4点)、3位に沖縄県(54.4点)、東京都(47.5点)は4位です。

皆さんは、この結果に何を感じるでしょうか。

大切なのは、ひとが決めたものではなく。自分の心のなかにあるもの。

ちなみに私は、生まれてから一度しか北海道に行ったことがありません。たしかに魅力的なものたくさんあると思いますが。

どこか、旅行をプレゼントしてくれるなら。他の場所を選びます。自分の心が好む、自然や環境との接しかた。味や人柄は、ぞれぞれ。

日本という小さな国でも、地域によって違うことをあらためて感じさせていただく機会になりました。

茨城県の皆さんは、今日も楽しく笑顔で過ごしているのかな。

みなさんも、素敵な一日をお過ごしください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA