今日は、日照権の日。
1972年、違法建築の隣家によって日照を奪われた問題に、最高裁がはじめて「日照権と通風権が法的に保護するのに値する」という判決をだし、日照権と通風権が確立されました。
日照権、通風権とは。その字のとおり、日に照らされたり、風通しを受ける権利のこと。
70年代は、マンションの建築が増えたことで、このような問題も多くなりました。
たてる側にも権利はあるため、よくある高層マンション問題も、商業地域などの場合には、建築させないとかは難しいようです。
建物がたつことで、今まであったものが奪われてしまう。
日の暖かみや、風の心地よさだけでなく、眺めのよい景色。毎年みえていた花火などのイベントが見れなくなる場合も。
あとから建てるもの、できるもので奪われてしまう。
新しく住んだひと、それを利用するひとは幸せだけれど、もともといたひとたちの幸せは失われてしまう。
便利や、成長のかげには、このような犠牲が多くあったと思います。
他にもいろいろと、生活をしていくなかで、不便になることはあると思います。
最近では、コロナの影響。東京に住んでいるひとのイメージも変わりました。
以前は関東に住んでいれば、どこから来たか尋ねられると「東京のほう」といっていたのも、「埼玉」とか東京ではないことを伝えるひともいるはず。
引っ越しをすれば、済むこと。
でも、持ち家では。そうはいかない。
そのせいか、以前のようにマイホームを購入するひとは減っています。
結婚しないなど、ひとりで暮らすひとが増えたこともありますが。
今日は珍しく、ネガティブなことをたくさん書いてしまいましたが、私が最も伝えたいことは。
どんな状況でも、幸せになる権利は誰にでもあるということ。
不自由になることを考える前に、自由なところへ目をむけてみる。
もし、今までよりも日光や、風を感じられないなら。
それを感じることができる場所。たとえば公園など、お気に入りの場所を探してみるチャンスかもしれない。
新しい自然に出会えるかも。鳥のさえずりや、木陰の心地よさというおまけ付き。
おうちのなかを秘密基地のようにして、外のことは気にならないくらい内装を変えてしまうのもいいかも。
自由に選択できること。いろいろと試してみると、生活も充実してきますよ。
ただ、くれぐれも引きこもりになって、健康が奪われてしまうことのないように。
人生の日照権は、大切にしましょうね。
おひさまが、元気を与えてくれる。
健康が、自由を増やしてくれるものであることを忘れずに。
旅行のような、お出かけは無理でも。
外にでれば、太陽、空、緑など。すぐそばにあるから。
たとえ梅雨空で太陽の姿は見えなくても、雲のうえ。たしかにそれは存在しています。
今、与えられた自由。楽しんでくださいね。