血清

今日は、血清療法の日。
1890(明治23)年に、北里柴三郎とエミール・ベーリングが連名で執筆した論文「動物におけるジフテリアと破傷風の血清療法について」を発表したことから。

血清療法とは、人工的に作られたポリクローナル抗体(ヒト、他の動物)を含む血清(抗毒素・抗血清とも呼ばれる)を投与して治療すること。

要するに、他の生き物が持っている免疫力を利用し、治療すること。

かかる前の予防とは違い、かかった後に回復させるため接種します。

このため、コロナウィルスに対しても、予防のワクチンとは違ったかたちでの治療として検討がされているようです。

生き物のなかには、毒をもったものもたくさんしますが、体内にあっても生きていることができるのは、たしかに不思議ですよね。

そこに目をむけて、治療に活かすなんて、簡単にできることではありません。

およそ130年前の出来事。それまでは、感染症など発生しても、祈ったり隔離するなど根本的な解決は出来ずに、多くの命が奪われていた可能性があります。

それが、あたらしい発見により、今では新型コロナウィルスという新たな脅威が生まれたけれど、およそ3年ほどで外出をするなど、以前のような暮らしが出来るようになってきました。

変異株の発生により、まだまだ油断はできない状況ですが、とてもありがたいことだと思います。

自分の力だけでは、命を落としていたかもしれないから。

ワクチン開発はもちろんのこと、マスクもアルコール消毒液も。今、予防につかっているものを作っている企業のひとたちにも感謝しなくてはいけませんね。

でも、悲しいことに。それを当たり前のように思う人や、他の人と比べて自分に与えられないものに対して、不平や不満を述べる人たちも出てきているようです。

たとえば、出かけた先が混雑していたり。求めているようなサービスが受けられなかったなど。自身の欲が満たされなかったことに対して。

相手に何かを求めるのではなく、自分に出来ることへ目を向けてみると、もっと心も豊かになり、楽しいことも増えると思うのですが。

それを、目の当たりにさせるのが、テレビやニュース、SNSなどだったりします。

だからニュースダイエットという本が出ているくらい。自分には関係のない情報。気持ちが下がるようなものに時間を費やさないよう気をつける。

私も、朝や午前中は特に。テレビは見ないようにしています。

自分にプラスになることよりも、マイナスになる情報のほうが多く目についてしまううえに、時間まで奪われてしまうから。

人間だれしも楽しいことや、自分のやりたいことに時間をつかいたいはずですよね。

だから、その分の時間を趣味や、自分の好きなことにつかう。

それだけで、何だか自分らしく過ごせているようで嬉しいです。誰かに振り回されないよう過ごせた幸せ。

普段、仕事をしているのなら尚さら。休みの日くらいは、自由でありたいですよね。

発明や、開発など。自分には想像できない偉業にて、生かされている今に感謝して。

ありがたく、自分らしく心豊かに過ごしてみませんか。

あなたらしい一日でありますように。自分に出来ることを。自由と時間を大切に。

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