今日は、なすび記念日。
「冬春なす主産県協議会」という、冬春なすの主産県である「高知県園芸連」「JA全農とくしま」「JA全農おかやま」「JA全農ふくれん」「JA熊本経済連」「JAさが」の集まりが制定しました。
4(よ)1(い)7(な)で「よいなす」の語呂合せと、なすが好きだった徳川家康の命日から。
4月にした、もうひとつの理由として、冬春なすの最盛期ということもあるようです。
2004年からは、毎月17日を「国産なす消費拡大の日」になりました。
夏に食べる「加茂なすの田楽」や、秋なすを焼いて食べるのも美味しいですから。冬は、お味噌汁とか。
なすのなかでも、個人的に大好きなのは、大阪でとれる「泉州水なす」の浅漬けです。
泉州水なすは、皮と実が柔らかく、水分量も多くてジューシー。独特の食感と、天然の甘さがたまりません。
5月から8月ごろが旬ですが、収穫期は4月~10月ごろのようです。
泉州なすは、日本全国からの需要も高いにも関わらず岸和田市、和泉市、和泉佐野市、貝塚市など、栽培地域が集約されているのも特徴です。
理由としては、乾燥した土地では育てることのできないため。水はけもよく、適度に塩分の混ざった地下水が流れる土壌と温暖な気候が必要です。
温暖な気候と、河川に近い泉州地域は、それに適した環境でした。
京やさいなども、そこの気候があっているから作れると聞いたことがあります。
日本という、限られた環境のなかで、農家のかたが発見し、守りつづけているもの。
当たり前のように口にしているのは、このような方たちの努力があることを忘れないようにしたいですね。
好物
今年も、たまたま運よく浅漬けをいただくことが出来ました。
まだ早いせいか、小ぶりなものをひとつだけ。
お店のひとにお願いをして、切らずにそのままで。
「口に広がるジューシーさ」がたまらず。
からだ全体が、春の訪れを祝福しているように感じる。
何ともいえない幸福感。
初夏には、いけないかもしれない。コロナ前には、当たり前のように行っていたのに。
だから、まさかの再会で、喜びも増していたと思います。
幼いころは、そんなに好んで食べていなかった。
給食の「なすのグラタン」は、大好物だったけれど。
食感と、色落ちするところが少し苦手だった。
でも、あの店の浅漬けと田楽が、なすで季節を感じる幸せを教えてくれました。
ありがとうございます。
できれば、浅漬け、田楽のどちらでも良いので、再会できる環境になってほしいと思います。
待っていてください。
料理
作るひとによって変わる味。
なんで、あんなに違うのだろう。
素材をいかす。
育ったものを、美味しくいただく。
私たちだけでなく、素材も嬉しいはず。
料理人は、すごいな。
何でも美味しいと感じられる場所に出会えた喜び。
今は、気軽にいけなくなってしまったけれど。
コロナ前、「行けるときに、いっていた」
過去の自分に感謝しつつ、我慢して次の機会をまつ。
できる限り、行っておいて良かったな。
写真と、動画があってよかった。
こころ穏やかに。
自分の想いが、欲には負けることがないよう。
欲は、大切なものを簡単にこわしてしまうから。
あのひとが想いを大切にしてくれているように。
私も、そうありつづけます。