今日は、シルバーラブの日。
1948(昭和23)年に、歌人の川田順さんが弟子の大学教授夫人だった俊子さんとともに家出。「墓場に近き老いらくの恋は恐るる何もなし」という歌から「老いらくの恋」が流行語になったそうです。
当時、川田順さんは68歳。3年前、短歌を教わりにきた俊子さんに恋をします。41歳で3人の子供もいたそうです。
このため、許されることもなく、俊子さんが家を出たことに自責をかんじて命を絶とうともしました。一命をとりとめ、その後2人は結婚。人目に触れにくい場所で生活をしたそうです。
このお話は、過去にドラマにもなったようです。
今であっても、賛否両論ありそうな話ですよね。恋をすることは、素敵なことだと思いますが、夫や子供がいるとなると。何とも言えない気持ちになります。
その時代や、俊子さんの家庭環境がどうだっかかも分かりませんが。今回は、恋に焦点をあてて考えることにします。
私の身近にも、70歳ちかい人はいます。それに自分自身も、元気であり続ければ、その時を迎えるでしょう。
でもきっと、恋はするでしょうし。それが遅すぎるとは思いません。
何だか、恋をする人のほうが、心が豊かな気がしますし。いつまでも大切にしたい気持ちです。
どんなかたちであっても、相手を想うというのは素敵だから。
それが、自分勝手であったり、相手を困らせてしまうようなことであれば、話は別ですが。
ひそかに、想う恋心であれば。
今でも、世間的には「いい年」と思われることあるでしょうし。もっと若い人でも、そんな悩みを抱えているのを耳にすることがあります。
年齢は、そんなに気にすることではないと思うのですが。世間が決めているイメージが強いですし。
人がどう思うかに、気持ちを奪われている気がします。大切なのは、自分だったり。パートナーがいる場合には、その相手がどうしたいかのほうが重要ですよね。
自分たちが、結婚したいならすればいいし。したくないなら、現状のまま。
子供がほしいなら、挑戦してみればいい。もちろん、何かしらのリスクもあると思うので、たくさん悩んだ末での決断であれば。
年齢を気にするのであれば。一番若いのは、今ですから。
順さんと俊子さんの時代は、今よりももっと自由ではなかったでしょうし。今の同年齢のひとみたいに、若く見られることも少なかったでしょう。
それでも、この年齢差でお互いが恋をするというのは。見た目よりも、中身を大切にしている点で、とても素敵なことだと思います。
お互いに、年齢を重ねると、顔や身体に気になるところは増えるかも知れませんが。それは、お互い様。
それよりも、もっと大切なもの。年を重ねるごとに、磨きあがり魅力的にできるのが心ではないでしょうか。
もしも、すでにパートナーがいるひとも。そうでないひとも。
顔や、お金ではなく。心や、価値観が近いなどの魅力が大切だと再認識するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
そして恋する気持ちが、自分に与えてくれているものにも目を向けてみましょう。
芸能人や、アニメキャラクターなど。相手は、ひとそれぞれ。これもまた多様性なのかもしれません。