蒙霧升降す(のうむしょうこうす)
深い霧が立ちこめる頃。七十二侯、立秋の末侯です。新暦では8月17日から、8月22日ごろまで。
旬の兆しとなる樹雨。
霧がかかった林を歩いていると、葉や枝についた水滴がポタリと落ちてくる。これを樹雨というそうです。
霧とは、水蒸気を含んだ大気の温度が、何らかの理由で下がり。ふくまれていた水蒸気が、小さな水粒となり空中に浮いているもの。
空に浮かんだ雲を見て。あのなかに入ってみたいと思ったことがある人は多いと思いますが。
雲の中に入ると、こんな感じ。
そう思いながら、霧のなかを歩くことがあります。
ワクワクした気持ちになれる。
もちろん、場所にもよりますので。行き先や居場所がハッキリしているところに限ります。
知らない森のなかなど、はじめていった場所で。霧に包まれてしまったら、不安な気持ちになりますから。
物語のなかでは、その先に素敵なお城や、街があったりもするけれど。
ちなみに以前は、木や植物が呼吸している。生きている証なのかなと思っていました。
私たちが呼吸をしていると、マスクの内側が汗をかくように。
木々の呼吸が、冷たい空気に触れると霧のような状態をつくるのかと。
空気が冷えてきた。気温が下がっている証拠なんですね。
いよいよ秋だなと感じさせます。
最近は長雨の影響もあり、日中や夜に心地よい風も感じるようになりました。
このまま、秋に突入かと思いきや。そんなことはなく、また夏の暑さは戻ってくるようです。
今は少し夏の暑さで疲れた体を癒しつつ。
また訪れる暑さで、夏のクライマックスを楽しみたいですね。
きっと来年は。もっと外出などで、夏を楽しめていることを願いつつ。
家で思いっきり。夏の風物詩など、食を楽しんだりして。
スイカ。冷やし中華。そうめん。かき氷。
焼きそばや、お好み焼きなど。夏祭りを思い出すような食べ物もいいかもしれませんね。
みなさんは、この夏に食べそびれていたもの。
食べおさめようとしているものは何ですか。