今日から、二十四節気の立冬です。
立冬とは、山にも里にも冬を感じるころ。落ち葉が落ち、冷たい風が吹き、冬独特の風景を味わうことになります。
七十二候では初候の「山茶始開(さざんかはじめてひらく)」
たき火の歌でも有名。
さざんか さざんか 咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉たき
最近では、たき火をしている風景など。ほとんど見なくなりました。
漫画では、たき火で焼きいもをつくる画も印象に残っていますが。
安全面や、衛生面でも問題があるのかもしれませんね。
昔は、当たり前だったことが、今はそうではなくなっている。
よいことなら良いのですが。
さざんかが咲いていたり。たき火で焼きいもをつくっていたり。
もうそんな季節か。と感じさせてくれるものが失われてしまうのは何だか淋しい気もします。
冬と言えば、こたつも欠かせませんよね。
江戸時代のころには、こたつを出すのは旧暦10月の初亥の日と決まっていました。
そうすれば、その冬は火事にならないと言われていたそうです。
さらに冬、かかせない食べ物と言えば鍋ですよね。
このため、11月7日は鍋の日にもなっています。立冬になることが多いためのようです。
昨年は、コロナウィルスの影響で忘年会を行わなかったところも多いと思いますが。
今年は、緊急事態宣言やまん防の全面解除もあり、おこなう人もいるのではないでしょうか。
鍋は、取り分けるので。自分がつかっている箸などを、そのまま鍋に入れなければいいですし。
やっぱり、みんなで囲んで食べる鍋は美味しいですよね。
今は、いろいろな種類の鍋があるので、何にするかも迷うと思いますが。みんなで食べれば、何でもおいしい。
感染予防をしっかりして、楽しい時間を過ごしてほしいと思います。
身体も心も温まる。
飲食店へお客さんの戻りが少なくて大変なようですが。
こういう、みんなが元気になる、鍋を囲むという文化はなくならないでほしいと思います。
そうはいっても、わたしも今は抵抗があるのですが。
いつかまた、ちかい未来に。みんなでワイワイ、楽しい時間が過ごせる日が来ることを期待して待ちます。
それまでは、ひとり湯豆腐に。「くもこ」を入れたりして。
好きなものを入れて。鍋奉行もいない、自分のペースで好きなものを、好きなタイミングで食べることが出来る。ひとり鍋の良さを今のうちに、存分に味わっておきます。
ポン酢しょうゆに、たっぷりの大根おろしとか。まずは、日本ならではの鍋で、この冬は始めようかな。
みなさんは、どんな鍋をこの冬いちばんに食べたいですか。
外は寒くても、みなさんにとって心も身体も温まる冬が訪れますように。