三方よし

「売り手よし。買い手よし。世間よし。」

最近、特に意識していることのひとつ。

そのなかでも特に大切なのが、世間にも良いかどうか。

人は、自分が得することを優先にしたくなる。特に、プライドや知識が影響する可能性は高いと思います。

自分をよく見せたい。評価されたい。

承認欲求という心理が働いているから、当たり前なのかもしれません。

私も昔はそうでした。

自分が良ければいい。だから、人のために動くことは苦手で、自分ひとりで完結することのほうが好きでした。

誰の迷惑にもならず。誰からも迷惑をかけられない。

自分がしたいことを、自分のためだけにコツコツと続け、自分なりの結果がでる。

だから、今の自分を見つめかえしてみると、本当に驚きます。

自分を犠牲にしてでも、誰かを助けようとする気持ちがあることに。

きっかけは、些細なことでした。

上司から、「なぜ、あの人の手伝いにいかないのか」と聞かれた時。

自分も、自分の仕事をしていたので、「手伝いが必要なら、向こうから声をかけてくるでしょう。」と、返しました。

その時に、「声をかけに行ってほしい」と言われたので、行動したら喜ばれました。

こんなに喜んでもらえるものなんだと、驚いたくらいです。

それからは、声をかけに行くことが少しづつ増えました。それは相手だけでなく、自分も幸せにしていることに気がつきました。

それを繰り返すことによって、人からも頼りにされるようになり、より良い環境をつくるために声をあげられる立場にもなりました。

三方よしとは、もともと商いに関する言葉ですが、職場が良い環境になることも同様だと思います。

さらに言えば、家庭環境だって。

売り手、買い手ではないけれど。

自分だけでなく相手も喜び。

自分や相手だけでなく、世の中にも笑顔や幸せが増えるなら。

私たちに笑顔が増えれば、職場や町で出会う人にも笑顔が増えて。

それが、家事や子育てなどで、疲れた心も癒していく。

自分には子供がいなくても、どこかの子供が自分の笑顔から発した連鎖で優しく接してもらえている。

その子はきっと、大きな愛情につつまれることで、日本の未来を明るくしてくれるはず。

夢物語かもしれませんが、世の中にも良い影響をあたえていることはたしか。

残念ながら、「三方よし」な精神はなく、自分だけを大切にする人の存在も忘れずに。

みなさんは今日、「世間よし」のために、どんな行動をしますか。

今日は、雨の地域も多いようですね。

もしかしたら、小さな子供が、お気に入りの雨具で、かけよってくるかも。

そこを、そっと道をゆずってあげる。母親に、しかられてしまうことがないように。

その光景は、歩きスマホをしていなかった、あなたのおかげ。「ありがとう。」

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