支え

今日は、テディベアズ・デー。

テディベアの名前の由来となったアメリカ26代大統領セオドア・ルーズベルトの誕生日です。

世界中で「心の支えを必要とする人たちにテディベアを贈る運動」が、イギリスのテディベアコレクターにて始まったのがきっかけ。日本では、1997年から日本テディベア協会が行っています。

テディベアの誕生には、ある素敵なエピソードがあります。

1902(明治35)年の秋、ルーズベルト大統領は趣味である熊狩りに出掛けるも、獲物をしとめることができませんでした。

それを、同行していたハンターが小熊を追いつめ。最後の一発を大統領に撃つよう頼みます。

しかし大統領は、「瀕死の小熊を撃つのはスポーツマン精神にもとる」として撃ちませんでした。

これを同行していた記者が新聞に掲載。このエピソードに因んで翌年に、ルーズベルト大統領の愛称である「テディ」と名づけた熊のぬいぐるみを、ニューヨークのおもちゃメーカーが販売。

ドイツから、この頃に熊のぬいぐるみが大量にアメリカに輸入されたことにより、この名前は一気に広まりました。

今、日本で有名なテディベアに、ディズニーシー生まれのダッフィーがいます。

ダッフルバックに入るサイズからきた愛称。旅先で、さみしくならないようミニーマウスが、ミッキーマウスにプレゼントしたというエピソードです。

気づけば、仲間がドンドン増えており。さまざまなキャラクターを抱いている人の姿を、遊びに行くと目にします。

エピソードは、それぞれ違うものの、いずれにしても大切な存在であることは同じようです。

テディベアは、家にコレクションしているイメージが強いけれど。ダッフィーは、出かけるときに持っていく感じ。  

幼い頃、買い物へついていったり、旅行へいく時などに、好きなおもちゃを持っていったことを思い出す。

でもダッフィーは、大人でも抱きかかえている姿をよくみる。

自分が、さみしい思いをしないように。子供の頃は友達感覚だったけれど、大人では家族のようになっているのかもしれない。

笑顔でいられるように。支えとなる大切な存在。

「いつも支えてくれてありがとう。」と、うちにいるテディベアに感謝する。
 
「あなたは、一人じゃないよ。」と、テディベアをプレゼントする。

あの時に、大統領のスポーツマンシップがあったから。

それを掲載しようとした新聞記者が同行したから。

テディの愛称で、熊のぬいぐるみを販売したから。

これらが合わさって、たくさんの人に「心の支え」が生まれました。

皆さんには、そんな存在がいますか。

話を聞いてくれる。寄り添ってくれる。ずっとそばにいてくれる。

自分の欲求を受けとめてくれる。

パートナーがいれば、うまくいっているのは、その子のおかげかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA