今日から、二十四節気の清明。
清明は、すべてのものが清らかで、生き生きするころ。
若葉や花。鳥のさえずりなどから生命の輝きを感じる季節の到来です。
七十二候では初候。
「玄鳥至る(つばめきたる)」。
海を渡って、つばめが南からやってくるころ。新暦では、4月4日から、4月8日ごろまで。
先日、商店街の看板につくられた巣に、つばめを発見しました。
何とも微笑ましい姿。
「つばめが巣をかけると、その家に幸せが訪れる」という言い伝えがあります。
冬を東南アジアで過ごし、数千キロをこえて日本に渡ってくるため、縁起ものとされていたのかもしれません。
つばめは、田畑に影響をおよぼす昆虫をとることから、福の神とされていた時代も。
春の使いとして、玄鳥(げんちょう)、つばくろ、つばくらめ以外にも、「ひいご」など地方によっても様々な呼び名があります。
訪れたものを縁起ものとして受け入れる。そんな文化は大切にしたいですね。
招福
お客様は、神様です。
たくさんあるなかから、うちを選んでくれた。
商売などをする人が、感謝のおもいをこめた言葉だと思います。
今は、どうでしょう。
きてほしい客と、そうでない客が特にハッキリしているのではないでしょうか。
ルールや、マナーを守ってくれる客にきてほしい。
お店側が客をえらび、ときにはお断りすることも。
もしかしたら、疫病神かもしれない。
あっという間に、店の評判がおち、今までの努力が水の泡になってしまうから。
お酒がはいると変化することも。きた時には「よい神様」に見えたのに。
みんなが「神様のようにありがたいと思われる存在であれば」、お店のひとも素直に感謝できて、お互いが幸せになれる。
来てくれてありがとう。行ってよかった。
そんな気持ちと、笑顔あふれる場所をつくれる存在でありたいと思います。
相乗
明日からも頑張ろう。
そう思わせてくれる力。
心からこみ上げてくるもの。
「帰りたくない」、「また来ようね」。
そこには、他のひとが作りあげてくれたものとの関わりもあると思う。
おもいがけない出来事。
想像以上だったから感動するし、もっとほしいと欲がでる。
でも、この続きはまた今度。
なごり惜しいから、また来ようと決心し、その日にむけて、また頑張れる。
その場所に、また帰ってこれるためには、みんなが礼儀をもって過ごすこと。感謝をつたえる。
迎える側からも、「これからも頑張ろう」と思ってもらえるように。
日本人だから、できること。たくさんある。
今は国内を、日本人が多く観光していること。機会(チャンス)にできるように。
言葉が伝わる。心配りが出来る。日本の文化、ルールやモラルを知っている。有名なところ以外にも、日本人ならではの目線で、海外の観光客では行かない場所にも足をのばせる。
それぞれの日本人らしさが、日本の大切な場所を守り続ける。
近い未来。海外のひとが来れるようになったとしても、「日本人ばかりだった頃も悪くなかったな」と思えるようにしたいですね。