今日は、平安遷都の日です。
794(延暦13)年、桓武天皇が長岡京から都を移った日。その都は11月8日に「平安京」と名づけられました。
時代祭が、平安遷都1100年を記念してつくられた平安神宮の例祭として1895(明治28)年から開催されていますが、コロナウィルスの影響により2年連続で中止です。
長岡京遷都から、わずか10年ほどで平安京に都をうつした。
その訳は、暗殺事件に関与していたと疑われた早良親王の祟りから。
乙訓寺に幽閉後、淡路国へ配流。無実を訴えるために絶食し、配流の途中に亡くなりました。
それから、日照りによる飢饉や疫病の流行や洪水。後任された親王の発病や、桓武天皇の妃や生母の死去など不幸な出来事がつづき、「早良親王の祟り」として恐れはじめた。
鎮魂の儀式をおこなうも、2ヶ月後に大雨で川が氾濫し、大きな被害がでたため、793年に遷都することが決まりました。
京都の歴史を知るかたには、有名な話しかもしれませんね。平安京に移ってからも、疫病や川の氾濫などがなくなったわけではなく。
疫病については、夏におこなわれている祇園祭や、東側のほうが栄えていったこと。
川の氾濫にあっては、今ある鴨川の流れかたが、昔とは違うなど、さまざまな歴史をかさねた結果です。
長い歴史を、その地で重ねた。明治維新で、江戸が栄えていこうとも、琵琶湖から水をもってくることで、大きな進化をとげたから、今の京都がある。
新しいものと、古きよきものの融合。
もし、江戸を中心に栄えることがなければ、今の京都はなかったかもしれない。
わずか、数十年しか生きていないけれど。大切なことを、限られた時間のなかで、たくさんおしえてくれる場所。
もちろんなくなってしまったものもあるけれど、少し学べば、想像力がひきよせてくれることも。
映画「燃えよ剣」でも、多くの場所が撮影でつかわれました。
実際には、その場所ではないけれど。代わりにできる場所が多いのも京都ならでは。
聖地巡礼は、あまりしたことありませんが。
歴史をたどる意味では、いつも京都でしていたのが、そうなのかもしれません。
新撰組はもちろん、いろいろなひとの歴史を京都で巡りたいな。
今すぐには無理なので、本や映像、想像力の旅でガマンします。
みなさんは、時代の流れを感じるなら、何に興味をもちますか。
きっと時代を知ることで、ワクワクや幸せも発見できると思いますよ。
素敵なタイムスリップを楽しんでくださいね。