新京

今日は794年に桓武天皇が、山背国を山城国と改め、新京を「平安京」と称する詔を発布した日です。

長岡京にて、さまざまな災いを受けたことから、わずかな年数を経て、今の京都市付近にあたる平安京へ都を移しました。

みなさんは、京都へ行ったことがありますか。

千年の都と呼ばれる歴史について、学んだことがありますでしょうか。

修学旅行で、行ったことがあるという人は多いかも知れませんね。

私も、そうでした。清水寺や、金閣寺、嵐山など。

何をしたところで、誰がつくったかなど。歴史が好きなほうではなかったので、よく知りませんでした。

でも、少し大人になってから、久しぶりの京都。

風景がどこか懐かしく、心が落ち着いたのを覚えています。

山があり、川が流れて、空も広くてキレイ。そんな自然の多さも影響したかもしれません。

小学生の頃の夢が、京都に住みたいと書かれていたのを、すっかり忘れていたのですが、その時にふと思い出すことができました。

始めは、どこのお寺に興味をもつ訳でもなく、京都の旅行雑誌かたてに有名そうなところを巡り、お店も本に載っているようなところばかり行ってました。

いつの日か、好きな飲み屋さんが出来て。そこが開くまでの時間つぶしでブラブラするようになり。

そのお店は、突然なくなってしまったのですが。今、思えば、建物自体は京都っぽくても、いただいているものは京都の料理というわけではなく。

京都でしか味わえない。個人で経営している、大衆居酒屋のようなメニューでした。

そこから、さらに数年が経ち。久しぶりの京都旅行で出会ったお店。

ここから人生が変わったといっても過言ではない。本当の京都を知ることになります。

歴史は、神社仏閣だけでなく。料理や、芸術なども。

今は映画で、司馬遼太郎さんの燃えよ剣が上映されていますが、初日の初回に観ました。

もちろん小説は、読んだのですが。

そもそも、京都の歴史を学び。その地へ足を運び、新撰組に興味をもたなければ、この作品にも出会わなかったかもしれません。

あの場所、あの方たちとの出逢いがなかったら。教えてもらうこともなかった。

本当の京都の魅力を伝えてくれた地元の方々。

京都千年の歴史からすれば、100分の1くらいしか触れあっていませんが、いろいろな角度から学ばせていただいております。

今日から4日間。ちょっと、そんな京都の魅力を振り返ってみようと思います。

まずは南禅寺。最近のお気に入りの場所。

時間がない時にでも、蹴上まで電車が通っているので、気楽に立ち寄れる。

石川五右衛門でも有名な山門。今は、もう紅葉が色づき始めているだろうか。

水路閣も有名。琵琶湖の水を運んでいるもの。近くにある琵琶湖疎水記念館で、ぜひ歴史を学んでほしい。

今の京都があるのは、そのおかげかもしれません。琵琶湖疎水をつくった人たちに感謝です。

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