東日本大震災の発生から10年が経ちました。
あの頃の記憶は忘れない。電車が動かない。水が出ない。当たり前だと思ったものを失った日。
もっと大切なもの。家族。我が家。思い出のつまった場所。
何を奪ったのか。
何に気づかされたのか。
何が変わったのか。
あっという間かどうかは、人それぞれ。
時が止まったままの人。
新しい人生を送っている人。
前にすすみたい。その時をまっているけれど、何かにとざされてしまっている人も。
自分にできることは何だろう。
このまま、世のなかや人に任せたままでいいのかな。
一歩ふみ出してみる。自分ができることを。
みんなの一歩は、大きな前進につながるから。
立ち止まることさえしなければ。
前にすすむのは、忘れることとは違うから。
10年前と、みわたす景色が変わっているように。
思い出は、心にいつでも蘇(よみがえ)ってくるように。
いま生きていることは、間違いない。
自分には、まだ出来ることがある。
うまくいったこと。ほめられたこと。見習いたいと思ったこと。
思い出して、行動してみる。
何でもいい。1人でも誰かを笑顔に出来れば。
それが自分の生きている証だから。
大切
大切なもの。
写真や思い出がつまった、さまざまなもの。
回収されたものが、持ち主をまっている場所。
10年が経過し、閉鎖されます。
持ち主がいないから。
もう、いらないからなのかな。
ものには、たくさんの思い出がつまっているけれど。
心のなかにしまってあるから。なくしたことは忘れていいのかも。
かたちがなくても大丈夫。その記憶だけ、大切にすれば。
新しい思い出は、これからも増えていくから。
荷物
無人島にひとつだけ持っていくとしたら。
命の次に大事なものは。
身のまわりにあるものは、本当に必要なものだろうか。
自分にとって、本当に大切なものを整理してみよう。
もしものとき、すぐに持ちだせるように。
日ごろから、元気をもらえるように。
自分が好きなものに囲まれて暮らしてみる。
今とは違う景色かな。
もっと楽しい気持ちですごせるかもしれない。
片づけるのは苦手だけれど、いらないものを1つだけ捨ててみることから始めよう。
自分の理想の場所をつくるために。