今日から小満です。二十四節気。いのちが、しだいに満ち満ちていくころ。
草木、花、鳥や虫、獣や人間も。
日を浴びて輝く季節。
七十二候では、小満の初め候。「蚕起きて桑を食う」
蚕(かいこ)が桑の葉を食べて育つ季節です。
てんとう虫も、今が旬。葉っぱの病気になる菌を食べてくれる小さな味方です。
旬の魚は「きす」
漢字でかくと鱚。魚に喜ぶと書きます。知っていましたか。
天ぷらの代表として、江戸っ子に愛されていました。
空豆も、桜が咲いた2ヶ月後が旬。あれからもう、そんなに経つのですね。
うっかり、美味しい時期を逃さないよう。
「今が旬なんだなぁ」と、味わいましょう。
いずれも、身近なもの。
ありがたいですね。
天丼に、もう一枚。
きすを追加しようかな。喜びを倍増するために。
昆虫
蚕の糸が、きれいな絹になるなんて。
誰が気づいたのでしょう。
今の子供たちは、知っているのでしょうか。
繭玉(まゆだま)。蚕がつくるきれいな芸術品。
蛾(が)は、ちょうちょと違い、嫌われることも多いですが。
蚕の成虫は、白くてきれいだった記憶があります。
せっかく作った繭。ひとの都合で壊されてしまうのは、たまったものではないかも知れませんが。
てんとう虫といい。クモといい。
共存することでら小さな虫にも助けられている。
昆虫も、ひとも同じ。見た目で判断してはいけない。
大切なのは中身。心。その存在。
変えることができない外見ではなく。
そのひと次第で、変えられるところを見る。
先日、てんとう虫をみつけて、思わず写真を撮ってしまいました。
七ほしでは、ありませんでしたが。
小さな味方の住む場所を、人間の勝手でなくすことがないように。
いつか、虫たちが集まる小さな自然をつくりたいと思いました。
虫とり。昆虫採集が夏の思い出だったこと。
ふと思い出すとともに、出会ってくれた昆虫たちに感謝します。
素敵な思い出を、ありがとう。