朔風葉を払う(さくふうはをはらう)

七十二侯で小雪の次候。朔風葉を払う(さくふうはをはらう)

北風が葉を払い落とす季節。朔風の朔とは北のことで、木枯らしのことです。

新暦では11月27日から12月1日ごろまで。

気がつくと、紅葉はあらゆる場所でピークをむかえ。落葉樹は、葉をおとし冬の姿へ。眠りにつく準備をすすめています。

北風と言えば、思いだすのは「北風と太陽」の話。

どちらが、旅人のコートを脱がすことが出来るか勝負する。

北風が吹くと旅人は、コートでより強く身を包んでしまう。そこで太陽は、ギラギラと旅人を照らすことで、暑くてたまらずコートを脱いでしまい太陽の勝ち。

こちらが力づくで、どうにかするのではなく。本人が、そうしたくなるように導く。

普段の生活での家族や、友人に対して。

職場での上司や、部下に対しての行動としても大切なこと。

相手の気持ちを理解し、言葉に耳をかたむける。

自分が持っている答えを強要することがないように。

相手のなかに答えはある。聴くことは、相手だけでなく、自分の成長にもつながる。

これからも成長できる企業も、この苦境を何とか乗り越えるよううながす根性論をのべる会社ではなく。

どうしたら乗り越えていけるか一緒に考え、新しいものを積極的に取り入れるところだと思います。

東北では、すでに吹雪など。厳しい冬の到来をつげています。

GoToトラベルの再開など、嬉しい話題もふえてきていますが。

それらの恩恵を受けるにも、まずはこの冬をどう乗り越えるかが重要。

人任せにするのではなく、人の力も含めて、みんなで一緒に乗り切る。

そのために自分は何が出来るのか考えて、行動してみる。

寒い冬にも太陽があるように。

北風で、心が折れそうになったけど。

コートだけでなく。あなたがいてくれたから。コートもいらないくらいになれた。

太陽のような存在に。感謝されたら、自分も嬉しいはずだから。

あきらめるのではなく、何とかして自分に出来ること。自分を信じることから、始めてみてはいかがでしょうか。

まわりにいる家族や、仲間が新しい風を吹かせて、自分をあるべき姿へ変化させてくれるかもしれませんよ。

新しい葉を見にまとい、やがて花を咲かせる桜の木のように。

今日も、北風が冷たいかもしれませんが、笑顔を大切に過ごしましょうね。

素敵な一日を。

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