出発

今日は、考古学出発の日。

1877年、E.S.モース博士が来日した日。大森貝塚を発見、発掘したアメリカの動物学者です。

6月20日、汽車で横浜から新橋へ向かう途中に発見、発掘調査が行われました。

これが日本で初めての科学的な発掘調査、日本の考古学の出発点だから。

と、いわれていますが。同時期に大森貝塚を発掘調査したハインリヒ・フォン・シーボルトのほうが先だった説や、教え子が動物学に転換するなど、華々しいものではなかったようです。

考古学とは、過去の人々の生活の営み、文化、価値観や歴史的事実を解明するもの。

文面だけでなく、「モノ」を通じて。

たとえば、京都を巡ると。

さまざまな時代の歴史を、感じることができます。

目の前に、建造物がなくても。

頭のなかには、その世界が広がっていく…。

知識があれば、あるほど魅力的な場所に変化します。

発見してくれたかたのおかげ。

守ってくれている皆さんのおかげで。

それらが多くあるから京都は、今でも多くのひとが集まる場所なのではないでしょうか。

滞在時間に限りがある、海外から来たひとも。京都に行けば、「日本らしさ」を効率よく感じることができます。

他にも、世界のあらゆる場所に、それぞれの大切なものが、散りばめられている。

みなさんの「その場所」は、どこですか。

コロナの影響で、大変だと思いますが。

なくならないでほしいもの、たくさんありますよね。

でも、だれも行かないと。なくなってしまうかも知れない。

すでに多くの場所が、消えつづけているように。

はやく、地元のひとも安心して、迎えることができる環境になるといいですね。

旅行や、観光にいくときは。今まで以上に、一人ひとりのモラルや、マナーが大切なものを守っていること。忘れないでほしいと思います。

守るのは大変。なくすのは簡単。

特に、個人がやっている場所。

そこでしか味わえない「古き良きもの」

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