土潤いて溽し暑し

土潤いて溽し暑し(つちうるおいてむしあつし)

地面からの熱気が、蒸し暑くまとわりつく頃。打ち水や、夕涼みで暑さをしのいでいました。

大暑の次候、新暦では7月28日から、㋇1日ころまで。

足元から感じる熱気は、年々強くなっている気がします。

ちょっとした打ち水では、かえって蒸し暑さを生み出してしまう感じがします。

土から、アスファルトへ変わったのも理由のひとつかも知れませんね。

風で砂けむりがたたないのはいいけれど。裸足で、土の下からくる涼からも幸せを感じたことを思い出します。

今日は、なにわの日でもあります。

7(な)2(に)8(わ)の語呂あわせから。関西ジャニーズなど、イベントを実施しているようです。

なにわと言えば、やはり思い浮かぶのは関西。

新幹線なら、あっという間にいける時代になりました。

今年こそ、関西にいる知り合いの子供たちと一緒に行きたかった場所があります。

時間や、お金があれば行けたのに。

今は時間も、お金もあるけれど行くことができません。

案の定、人出が増え続けていることもあり、コロナウィルス感染者も倍増しています。

先日の4連休。1都3県から、約18万人が首都圏以外へ出かけていたそう。

静岡や、京都など。このため飛行機の搭乗者数も8割を超えたようす。台風の影響で欠航もあった、沖縄へ東京からの移動はほとんど見られなかったとのこと。

何が正しいか。間違いかは人が勝手に決められるものではないけれど。

やはり今、関西へ会いに行くべきではないと、あらためて思いました。

あくまでも、個人の意見です。誰かを否定するものではありません。

それなりに、行きたい理由があり。それなりに、行かなければいけない事情がある。

だけど、その気持ちをおさえて。今の自分にできることが他にあるはず。そこに目を向けることにしました。

一緒につくる思い出は、必ずしも会わなくてはいけないものだけではないはず。

会わずとも、一緒につくることができるもの。今だから、見つけられるかもしれない。

そう思って、いろいろと考えています。何をしようかと。

残念ながらコロナウィルス感染者の増加で、東京以外にも緊急事態宣言がまた出てしまいそう。

その分、考える時間もさらに与えてくれる。ゆっくり考えればいい。

でも考えただけで、行動できなければ意味がないから。そこは気をつけます。

自分のためでなく、相手のために。

自分は何をすることができるのか。

きっとそれは、「相手だけ」では出来ないこと。生みだせないもの。

それを見つける旅をしている幸せ。時間の過ごしかた。

新幹線で向かう時間も。帰っている時間分すべて。

それに費やすことができるから。

ゆっくり考えよう。

喜ぶ顔を想像して。

出会えたことに感謝して。

再会した時には、楽しい思い出を語りあえるように。

身体が移動できなくても、心は相手の届けることが出来るから。

どんなかたちで届けようか。何だかワクワクしてきました。

皆さんも、それぞれのかたちで、思い出をつくっていると思いますが。

近い未来。もっと自由に。もっと楽しく過ごせるときは、きっと来ますので。

その日のために。

コロナウィルス感染者が増えているなかで、後悔するような行動だけは、くれぐれもしないよう願っています。

生きていれば、楽しいこと。もっと、たくさん増えるから。

今、この状況でも。進化するために頑張っている人がいるかぎり。

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