今日はマリモの日。北海道阿寒湖のマリモが、特別天然記念物に指定されました。1952(昭和27)年です。
同じ日に、特別天然記念物に指定されたものには、富山湾のホタルイカ群遊海面、鹿児島県出水市のナベヅル、高知のオナガドリなどがあります。
これを守ることは,地域の自然とそれにまつわる文化を守ること。
天然記念物の価値を生かすことで,人々の自然観や地域とのつながりをそだてます。
ちなみに私は、ホタルイカを酢味噌や三杯酢でいただき、春の訪れを感じるのが好きです。
群遊海面。ホタルイカが青白く発光する幻想的な風景。みなさんも、映像でみたことがあるかもしれません。
世界でも珍しいといわれ、富山市常願寺川河口から魚津港までの沖合1.3kmまでが、国の特別天然記念物です。
富山湾のホタルイカは普段、水深約200~600mの深海に生息していますが、毎年3月から6月上旬にかけて、夜になると産卵のため海岸近くまで大群となって押し寄せます。
体には大小数多くの発光器をもち、網で引き上げるとき、ホタルイカが青白く発光する光景は、まるで蛍が乱舞しているようです。
一度、見てみたいですね。そのまま、食べることもできたら最高です。
そういう幸せを体験しているひと。富山の漁師さんにはいるでしょうね。
私は、そんな漁師さんがとってくれたホタルイカを、味わえることに幸せを感じようと思います。
特権
そのひとならでは。
特別な体験ができる権利。
慣れてしまえば、当たり前になってしまうけど。
そうならないように、感謝しつづけたいもの。
探してみれば、きっとある。
私もあらためて、それを大切にしたいと思う。
素敵な体験をありがとう。
気づくことができた自分にも感謝する。
発見
今の立場でなければ、見ることができなかった風景。
天然ではない。
人工記念物。
関係者しか、はいることができない時間帯や場所。
たとえば、ディズニーシーのホテルミラコスタに宿泊したひとが見る光景。
夜中、清掃をしているひと。開園前に、新しいショーの練習をしている姿がみれること。
ひとが作りあげている素敵な光景を、みることができる特別感。
飲食店での、メニューには載っていない、「まかない料理」を食べられるのも、そうかもしれない。
住んでいる場所や、働きかたで、ひとそれぞれ違った風景がみえてくる。
大切なのは、それに気がつくこと。
自然から、季節の移り変わりを感じるように。
今はもう散ってしまった桜。
それよりも早く。気づかないと見失ってしまう光景は、目の前にあるから。
今を大切に、すごしましょうね。